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第16号 ひねくれた心 (2013.02.雨水) 

負の衝動の干渉がもたらす“ひねくれた心”


16号 ― 25話   『 ひねくれた心 』より 抜粋

ひねくれた心は「負の衝動の干渉による耐え難い刺激が長期間続いた結果、意識が自己を維持、保全するために思考・反応パターンを変形、屈折させてしまった状態」と言うことができ、「衝動疾患」のひとつである。

強い負の衝動は、マイナスの感情と同時に、耐え難い環境をもたらす。このため我々は、強い負の衝動に干渉されると、内外両面から苦痛を感じるのだ。
人間の意識は、安楽を求める性質を有するため、強い苦痛やストレスを本能的に回避しようとし、都合のいいイメージの世界に逃げ込んだり、苦痛を納得できるような理由付けをしたりする。
緊急避難的な措置とはいえ、その行為は、他者を否定、攻撃するような負の働きを持ち、健やかな肯定性から程遠いものになる。この状態が続くと、心は次第に変形・屈折していくが、我々はそれに気づかず、いつしかひねくれた状態を自分だと思い込むようになるのである。
(中略)

1 ひねくれた心を持つ人は、心の器が広がらない
 意識が脆弱な時期に強いストレスを受け続けると、「今、自分が苦しいのは○○のせいだ」というように、意識はストレスを与える対象を責めることで自分を守ろうとする。
この修習が続くと、悪いことが起きたとき、「自分にも原因があるかもしれない」という公平な考えができなくなり、自分のことは棚に上げて人を責めるクセ、不幸はいつも他人からやってくると考えるクセなど、狭量かつ自己中心的な思考パターンが身についてしまう。
先に述べたように、もともと心の器の小さい人は、ひねくれやすい傾向があるが、心がひねくれると、器が大きくならないまま成人してしまう。その結果、意識の器が成熟しない大人ができあがり、ここから様々な"二次災害"が現れる。社会的成功、経済的安定、才能を発揮する場などの、幸福な人生の基盤を作れないことは言うまでもない。
(中略)

4 ひねくれた心を持つ人は、幸運を拒否する
 創運は、無意識のメカニズムを利用して幸運になるプロセスだが、ひねくれた心を持つ人は、創運以前の問題でつまずくことが多い。
ひねくれた心を持つ人は、不幸な環境から抜け出すことを恐れている。たとえ今の環境が不幸でも、幸福になろうとすれば、住み慣れた環境から新しい世界へと踏み出さなければならない。しかし彼らは、他者を否定し、他者からも否定される修習を繰り返しているため、新しい世界へと踏み出そうにも、他者から否定されることしかイメージできない。
これゆえ、知らない環境で否定されるよりも、住み慣れた不幸に安住する方へ流れてしまう。一般的に不運が長かった人は、幸運な環境への変化を怖がる傾向があるが、ひねくれた心を持つ人はそれがいっそう強い。


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