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第21号 ボンボンの変身 (2013.09.秋分) 

ストレス耐性をもたらす運育


21号 ― 31話   『 ボンボンの変身 』より 抜粋

ストレス耐性を身に付けるには、様々な方法があるが、明良君のようなタイプに有益なのは、幼少期に徹底的に型にはめてやることだ。
毎朝、玄関の掃除を徹底的にさせる、遊びに行っても夕方は5時までに帰る、お母さんが弁当を作るのを毎日手伝うなど、簡単なことでいいから、1日も休まず続けさせるのだ。
彼は、そういう状況から逃げ出したくなるに違いないが、そこを親がうまくフォローしながら、耐える経験、継続する経験を積ませていくのである。これによって、彼の器は大きくなることは間違いない。
 しかし彼の両親は、このような方法はもとより、ストレス耐性をもたらす運育を施せなかった。それどころか、「好きなことをやりなさい」と言って育てたのだ。これでは、強い意志やストレス耐性など身に付くはずがない。
 
世の子供の親は、この点に刮目する必要がある。現代では、「好きなことをやらせる教育」や「叱らない子育て」などがもてはやされる風潮があるが、全くの見当違いである。
そういうものに飛びつく親自体が、すでに心を病んでいるという事実を見逃してはいけない。この路線で子供を育てる限り、依存性が強く人生を切り開けない子供しか育たず、精神的社会的に自立できる人間など絶対に育つわけがない。

このような育て方をする親は、子供に弱い「血」を残してしまう。そういう育てられ方をしたために苦しんでいる人と、毎日接している私が言うのだから間違いはない。
(中略)

息子の行動に驚いた父親が相談してきたが、私は絶対に特別待遇を与えてはいけない旨を話し、こう伝えた。
「あなたは子供を溺愛し、息子を"ボンボン"という名の社会的半病人にしてしまった。ようやくあなたの息子は、そこから抜け出さんと、自分の足で立とうとしている。たとえ親であろうとも、その動きを摘む権利はないはずだ。
あなたにも様々な事情や言い分があるだろうが、ここは黙って彼を見守ってやって欲しい。彼はすぐにでも弱音を吐くだろうが、あなたに甘えてきたら、厳しく突き放してやって欲しい。息子のことを思うなら、まずあなた自身が変わらなければならない」


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