第33号 死・中陰・転生についての質疑応答 その6 (2013.07.大暑)
カネを喰らう
33号 ― 45話 『 死・中陰・転生についての質疑応答 その6 』より 抜粋
質問就いている仕事によって、中陰を乗り越えやすいかどうか変わるのでしょうか。
回答 生前、どんな仕事をしていたかによって、中陰の環境は大きく変わる。正確には、仕事そのものと言うより、仕事にまつわる次の2つの要因による。
・仕事によって作られる三業(行為・言葉・心)
・仕事によって作られるカネの流れの質
(中略)次は、就く仕事によって、どのような性質のカネの流れの中に身を置くかということである。カネの流れに身を置けば、そのカネを使って生きるわけで、このことを私は、「カネを喰らう」と表現している。
カネは、人間の無意識に影響を及ぼしている。(中略)
喰らったカネがどのような性質を帯びているかによって、無意識が影響されるのだ。その結果、衝動エネルギーの質が変わり、プラーナ分布の変化を通じて、中陰環境にまで影響を及ぼすようになる。
人に感情的興奮を与えることで得たカネを喰らうと、暴力系の衝動や興奮系の衝動に強く干渉されるようになる。その結果(中略)プラーナは下方に偏在するようになる。すると、晩年に体の痛みに苛まれたり、精神的な平安から遠ざかったりする。
人を情報に依存させることで得たカネを喰らうと、イメージ混乱系や情報混乱系の衝動に強く干渉されるようになる。その結果(中略)ものの本質を見抜く能力がなくなったり、だましだまされる世界から抜け出せなくなったりする。
赤い色のついた水をやり続けると、花の色が赤く染まってくる。同様に、
カネを供給する側の活動の質によって、我々が喰らうカネの質も決まり、それによって衝動レベルで影響を受けると覚えておいてほしい。
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