第48号 出生衝動各論2 出生衝動を読む (2015.12.大雪)
間違いだらけの開運法
48号 ― 63 話 『 出生衝動を読む 』より 抜粋
現在の日本で、開運法を説く人は数多いらっしゃるが、運というつかみどころのないものを様々なモノサシによって、徹底的に追究して明確にしてから料理するという手法を取る人は、私の知る限り誰もいない。 ほとんどが次の3つのタイプに該当する。
・自分が「○○したら運がよく」なったので、それが普遍的な開運法だと思っている方
・西洋占星術や四柱推命などのいわゆる運命学の体系に沿って、運を読んでいる方
・個人的な特殊能力によって、未来を見る方
最初のタイプは、運という生き物の表面を、ほんの断片的になぞっているに過ぎない。
2番目のタイプは、運を体系づけようとはしているが、その足場は常識のワク内にあり、生身の運に迫れてはいない。
最後のタイプには、読者諸氏も興味を持たれることと思う。これだけは前の2つとは異なるのではないかと考える方もいるかもしれない。しかし、これはこれで多くの問題を抱えている。(中略)
以上のように、
日本で開運を謳っている方は、誰も運のメカニズムを把握していない。運命とは無意識層から働きかける力と、自由意志とのせめぎ合いの中で生まれる。その自由意志を司っている意識自体も無意識から派生したものである。
こういう法則を知らないから、未来がわかれば変更できるという、浅薄な考え方になってしまうのだ。
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